みんなのコウモリ駆除屋さん

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家に住みつくコウモリは1種類のみ|日本に生息する全34種類一覧も

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2021.06.09更新

コウモリ駆除の専門家が丁寧に教えます!

コウモリの種類

「家のまわりで見かけるコウモリ、なんていう種類だろう?」
「放っておいたけど、もしかして危険?」
「そもそもコウモリって日本に何種類いるの?」

みんなのコウモリ駆除屋さんの石田です。
この記事では日本にいるコウモリの種類、また家に住みつくコウモリについて詳しく解説していきます。

最初に、この記事のポイントをまとめて確認しておきましょう。

  • 日本には全部で34種類のコウモリが生息
  • 日本の市街地や家の周りで見かけるのはほぼ「アブラコウモリ」1種類のみ
  • 家に住み着かれたら駆除業者に追い出してもらうのが吉

世界にはなんと約980種類ものコウモリが存在します。

ただ、私たちが普段目にするコウモリはそのうちのたった1種類。
1種類のみではありますが、家に住み着かれるとかなり深刻な被害を引き起こすんです…!

コウモリが住み着いているかどうかどうかの見分け方もお伝えするので、少しでも不安な方は参考にしてみてくださいね。

※もし「今、家にコウモリが住み着いている」という方は、みんなのコウモリ駆除屋さんにご相談ください。
コウモリ被害が手遅れになる前に、安全に対処いたします!

コウモリの種類は大きく2つに分けられる

世界にいるコウモリの種類は細かく分類すると約980種類。
ただその特徴や大きさによって、コウモリはざっくりと「オオコウモリ」「ココウモリ」の2つに分けられます。

果実・花粉を餌とするオオコウモリ

オオコウモリ

オオコウモリは世界に生息するコウモリの約2割を占め、果実や花粉を食することから通称フルーツコウモリとも呼ばれます。

その名の通り大型で、翼を広げると1m以上になるような種も存在。
視力がよく、自身の目で障害物やエサを認識して生活しています。

主にアメリカを除く熱帯や亜熱帯に生息し、日本には「オガサワラコウモリ」「クビワオオコウモリ」という種のみが生息します。

昆虫を餌とするココウモリ

ココウモリ

ココウモリは世界全体のコウモリの8割を占め、主に昆虫を捕食します。
農作物を荒らす原因となる害虫を食べることから益獣として扱われることも多いです。

オオコウモリとは異なり、基本的には視覚ではなく超音波を使用してエサ・障害物の場所を認識します。
体長は種類によって異なるものの、最大でも10cm程度が一般的です。

ココウモリは全世界に分布し、日本に生息する34種類のコウモリのうち32種がこのココウモリに分類されます。

日本の家屋に住みつく種類は主にアブラコウモリ

日本には34種類のコウモリが生息していますが、あなたのお家など家屋に住みつくコウモリは「アブラコウモリ」という種です。家屋に住みつくことから、別名「イエコウモリ」とも呼ばれます。

実はほかにも家屋に住みつく種は存在しますが、いずれも生息地が限られ個体数もかなり少ないです(絶滅危惧種と認定されている種も多い)。
そのため一般的には、家の周りでコウモリを見つけたらほぼアブラコウモリだと思っていいでしょう。

アブラコウモリの生態や危険性、見つけた時の対処法を詳しくお伝えしていきます。

アブラコウモリの特徴

アブラコウモリの基本的な特徴はこちら。

コウモリ対策
和名 アブラコウモリ(イエコウモリ)
分類 コウモリ亜目ヒナコウモリ科アブラコウモリ属
体長 5cm程度
 -前腕長30〜35mm
 -頭胴長40〜60mm
体重 5〜10g
分布 本州〜九州、琉球列島
生息場所 屋根裏、雨戸の隙間、換気口、軒下、瓦の下、倉庫・物置の中など
見た目の特徴 灰色がかった茶色で、子供のうちは黒っぽい。体毛が少ない。
活動時期 春〜秋(冬は冬眠)
鳴き声 キィキィ、チチチチ

アブラコウモリは夜行性で、夕方〜夜になるとエサ探しのために空を飛びまわります。
一晩のあいだにおよそ500匹ほどの昆虫を捕食するため、糞尿の量もかなり多いです。

ちなみにアブラコウモリのフンは、しばしばネズミのフンと間違えられます。
特徴をまとめてみたので、「これってコウモリのフン?」と疑問をお持ちの方は確認してみてください。

コウモリ クマネズミ
見た目 5-10mm 6-10mm
黒・茶色 茶・灰色
特徴
  • パサパサして崩れやすい
  • よじれている
  • 軒下や屋根裏に積もっていることが多い
  • 湿っぽい
  • 細長い
  • 家の中に落ちていることが多い

アブラコウモリによる被害

アブラコウモリが家に住みつくことで起こる被害はかなり深刻です。

  • 糞尿による衛生被害
  • 糞尿による建物への被害
  • 騒音の被害

コウモリのみならず、野生生物はたくさんの雑菌を保有しています。
日本では発症例が少ないものの、海外ではコウモリの糞尿によって健康被害が出ている例も多いため放置するのは危険です。

また糞尿の蓄積でお家の壁や柱にシミが出来たり、老朽化が進行したりなど、あなたやご家族だけでなく建物へ被害が拡大する可能性も。
先ほどもお伝えしたようにコウモリは大量の糞尿をするため、被害も大きくなってしまうんですね。

さらに「夜中にバサバサと動き回っている音がして眠れない」といった被害を訴え、精神的に参ってしまう方も少なくありません…。

私たち人間が直接攻撃されることはないとはいえ、間接的に受ける被害はなかなか大きいものです。

もしアブラコウモリを見つけたら

「さっき飛んでたのって、もしかしてコウモリ?」
「家の周りにある黒い汚れ、コウモリのフンかな…」

家の周りで頻繁にコウモリを見かける方は、コウモリの鳴き声や羽音がしないか、またフンが落ちていないか確認してみましょう。
頻繁に鳴き声・羽音がしたり、何回掃除をしてもフンが落ちている場合は家のどこかに住み着かれている可能性が高いです。

もし住み着かれているようであれば、一度コウモリの駆除業者に連絡して調査・駆除してもらうことをおすすめします。

というのも、役所などの自治体では調査・駆除の対応を行っていないほか、自分でコウモリのすみかを特定するのもかなり難しいためです。
加えて、コウモリは鳥獣保護法で守られた生き物ですので、許可なく捕獲・殺傷することはもちろん飼育も禁止されています。

そのため、コウモリの駆除は専門的な知識をもったプロにお任せするのが一番スムーズかつ安全なんです。

私たちみんなのコウモリ駆除屋さんでも、全国対応でコウモリ駆除を受付中。
お電話一本でコウモリ駆除のプロがすぐにお伺いし、作業内容や料金などご了承いただいたのち駆除作業を行います。
現地調査・お見積もり無料ですので、不安な方はお気軽にご相談くださいね。

また、「どうしても自分で対処したい」という方はこちらの記事をご覧ください。
自分でコウモリを追い出す方法をまとめています!
▶︎必見!プロが教えるコウモリの正しい駆除方法

日本に生息する34種類のコウモリ

コウモリ は絶滅危惧として扱われる種が多いほか、情報不足により保全状況を判別できない種も多く、まだまだ謎が多い生き物でもあります。
ここからは日本に生息する34種類のコウモリをカンタンにご紹介していくので、気になる方はぜひご覧ください。

オオコウモリ科(2種)

オオコウモリ科のコウモリの種類

●オオコウモリ属

種類 分布・生息地
クビワオオコウモリ
(絶滅危惧)
  • 南西諸島
  • 雑木林や洞窟で休息する。
オガサワラオオコウモリ
(絶滅危惧)
  • 小笠原諸島
  • 森林の樹皮にぶら下がって休息する。

ヒナコウモリ科(25種)

ヒナコウモリ科のコウモリの種類

●ヒナコウモリ属

種類 分布・生息地
ヒナコウモリ
  • 北海道〜九州
  • 樹洞、家屋をねぐらとする。

●ウサギコウモリ属

種類 分布・生息地
ウサギコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道〜四国
  • 森林、樹洞、洞窟をねぐらとする。

●ホオヒゲコウモリ属

種類 分布・生息地
クロアカコウモリ
(情報不足)
  • 対馬
  • ねぐらは不明。
モモジロコウモリ
  • 北海道〜九州、佐渡島、対馬、屋久島
  • 洞窟、廃坑、用水路をねぐらとする。
ドーベントンコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道〜九州、対馬、大隅諸島、奄美群島、沖縄諸 島、宮古列島、八重山列島
  • 樹洞、洞窟、家屋をねぐらとする。
ホオヒゲコウモリ
(絶滅危惧)
  • 石垣島、西表島、小浜島、竹富島
  • 自然洞窟や廃坑をねぐらとする。
クロホオヒゲコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道〜九州
  • 標高の低い照葉樹林の樹洞をねぐらとする。
ヒメホオヒゲコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道、本州
  • 森林の樹皮下、家屋、自然洞窟をねぐらとする。
カグヤコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道、本州の岐阜県・石川県以北
  • 樹洞、家屋をねぐらとする。
ノレンコウモリ
(絶滅危惧)
  • 本州〜九州
  • 自然洞窟、廃坑をねぐらとする。
ヤンバルホオヒゲコウモリ
(絶滅危惧)
  • 奄美大島、沖縄島北部、徳之島
  • 樹洞をねぐらとする。

●アブラコウモリ属

種類 分布・生息地
アブラコウモリ
  • 本州〜九州
  • 家屋をねぐらとする。
モリアブラコウモリ
(絶滅危惧)
  • 本州〜九州
  • 樹洞をねぐらとする。
オオアブラコウモリ
(情報不足)
  • 北海道(日本での発見例15匹)
  • ねぐらは不明。

●クビワコウモリ属

種類 分布・生息地
キタクビワコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道
  • ねぐらは不明。
クビワコウモリ
(絶滅危惧)
  • 本州中部〜関東
  • 樹洞、家屋をねぐらとする。

●ヤマコウモリ属

種類 分布・生息地
ヤマコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道〜九州、対馬、沖縄
  • 樹洞、神社の大木等をねぐらとする。
コヤマコウモリ
(絶滅危惧)
  • 本州の中部以北
  • 樹洞をねぐらとする。

●チチブコウモリ属

種類 分布・生息地
チチブコウモリ
(絶滅危惧)
  • 四国・本州の中部以北
  • 樹洞、洞窟をねぐらとする。

●ユビナガコウモリ属

種類 分布・生息地
ユビナガコウモリ
  • 本州〜九州、対馬、佐渡島
  • 洞窟をねぐらとする。
コユビナガコウモリ
(絶滅危惧)
  • 本州〜九州
  • 海食洞、洞窟をねぐらとする。

●テングコウモリ属

種類 分布・生息地
テングコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道〜九州
  • 樹洞、洞窟をねぐらとする。
リュウキュウテングコウモリ
(絶滅危惧)
  • 南西諸島
  • 樹洞をねぐらとする。
コテングコウモリ
(絶滅危惧)
  • 北海道〜九州、屋久島、対馬
  • 樹洞、枯れ葉、洞窟、家屋をねぐらとする。
クチバテングコウモリ
(情報不足)
  • 対馬
  • ねぐらは不明。

キクガシラコウモリ科(4種)

●キクガシラコウモリ属

種類 分布・生息地
キクガシラコウモリ
  • 北海道〜屋久島
  • 樹洞や岩穴をねぐらとする。
コキクガシラコウモリ
  • 北海道〜九州、奄美大島、沖永良部島、加計呂麻島、徳之島
  • 山地や里山の洞窟をねぐらとする。
オキナワコキクガシラコウモリ
(絶滅危惧)
  • 沖縄島、伊平屋島、渡嘉敷島、久米島、宮城島
  • 鍾乳洞や廃坑、防空壕跡をねぐらとする。
ヤエヤマコキクガシラコウモリ
(絶滅危惧)
  • 石垣島、西表島、小浜島、竹富島
  • 自然洞窟や廃坑をねぐらとする。

カグラコウモリ科(1種)

●カグラコウモリ属

種類 分布・生息地
カグラコウモリ
(絶滅危惧)
  • 石垣島、西表島、波照間島、与那国島
  • 洞窟をねぐらとする。

オヒキコウモリ科(2種)

オヒキコウモリ科のコウモリの種類

●オヒキコウモリ属

種類 分布・生息地
オヒキコウモリ
(情報不足)
  • 北海道〜九州(いずれも単独個体)
  • 建物や岩壁の隙間をねぐらとする。
スミイロオヒキコウモリ
(情報不足)
  • 奄美大島、口永良部島
  • ねぐらは不明。

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます!
コウモリの種類について、疑問や不安は解消されたでしょうか。

コウモリは全世界におよそ980種類、日本にも34種類が生息していますが、家屋に住みつくのはほぼ「アブラコウモリ」1種類のみです。
人間を攻撃するようなことはありませんが、糞尿や騒音による被害は深刻。
もし家に住み着かれているようであれば、なるべく早めに対処しましょう。

みんなのコウモリ駆除屋さんでは、365日年中無休でコウモリ駆除のご相談を受け付けています。
「フンがすごくて対処しきれない」「自分で追い出すのは難しそう」という方はお気軽にお電話くださいね。

ここまではみんなのコウモリ駆除屋さんのスタッフ石田がお伝えしました。
あなたの疑問・モヤモヤ解決の手助けとなれば幸いです!

この記事を監修したコウモリ駆除の専門家

石田 充(いしだ みつる)

全世界には1000種類近いコウモリが存在しますが、私たちの身近にいるのは1種類のみ。深刻な被害をもたらす一方で益獣の一面もあるので、決して捕獲したり殺傷したりすることは避けましょう。

コウモリの追い出しから、消毒・再発防止まで。親身に丁寧にお応えします。

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