Q家の中にコウモリが入ってきた時の対処法を教えてください。
家の中にコウモリが入ってきた場合はどうすればいいのでしょうか?
夏の時期になるとコウモリがよく室内に侵入してきます。夜寝ていたら、部屋の中を何かが飛び回っていて、よくみたらコウモリで本当に怖く、飛び起きてしまいました。
窓などはしっかりと締め切っているはずなのに、どこから入ってくるか見当もつきません。また室内だけでなく屋根裏にも入り込んでいるようで、夜になると音がして気味が悪いです。自治体にも相談しましたが、あやふやな感じであてになりません。どうすればいいのでしょう…?
Aコウモリが侵入していた場合は、室内と屋根裏など場所ごとの対策が必要です。
こんにちは。みんなのコウモリ駆除屋さんの石田です。
コウモリが侵入してくると本当にやっかいですよね。
コウモリが侵入してきた場合は、
の2つで対処方法が異なってきます。
このページでくわしくお話しますが、結論からお伝えすると、鳥獣保護法やコウモリのバイ菌などを考えると、素人の方が退治するのは難しいです。
▶「コウモリを安全に、早めに退治したい」という方は、みんなのコウモリ駆除屋さんにご相談ください。お見積りまで無料です。
知って対策!「アブラコウモリ」について
私たちの家に侵入してくるコウモリは、コウモリ亜目ヒナコウモリ科に属する「アブラコウモリ」です。
アブラコウモリには人間の家のみを住処とする、珍しい習性があります。
このことから、アブラコウモリは「イエコウモリ」とも呼ばれるんです。
日本にはさまざまなコウモリが生息していますが、この習性はアブラコウモリ特有のものなのだとか…。
体長は5cm前後で、羽を閉じると大人の手のひらに収まるほどの大きさ。
そのため、1,2cmほどの隙間から家の中に侵入してしまいます。
アブラコウモリはおとなしい性格ですので、積極的に噛み付いたりすることはありません。
まずは落ち着いて対処していきましょう!
コウモリが部屋に侵入した場合
コウモリが部屋に侵入してきた場合、少々時間がかかりますが、窓を開けコウモリが自然と出ていくのを待ちます。
この時に注意して欲しいのが「コウモリを絶対に傷つけないこと」です。というのも、コウモリは鳥獣保護管理法という法律で守られている動物だからです。むやみに捕獲したり殺傷すると法律違反となります。注意してくださいね。
またコウモリに直接触れないことも非常に重要です。海外では狂犬病やニパウイルス感染症、ヘンドラウイルス感染症といったコウモリが原因の病気が報告されています。
幸いにも近年、日本国内ではコウモリを原因とした病気の発症は報告されていません。しかし未知の病気を持っている可能性もあるため、余計な接触はしないことが大切です。
その上、コウモリについている寄生虫に触れてしまうこともあります。コウモリに寄生する「コウモリマルヒメダニ」が人間にうつった事例もあり、気をつけなければなりません。
寄生虫や感染症を予防する観点からも、素手で触ることは絶対に避けましょう。間違っても「素手でつかんで、外に出す!」なんてことはしないでくださいね。
万が一触れてしまった場合、そのままにしておかず、必ずよく手を洗いましょう。
もしコウモリをなかなか追い出せない場合は、みんなのコウモリ駆除屋さんにお気軽にご相談くださいね。
お電話1本ですぐにご対応させていただきます!
コウモリが屋根裏、天井裏などに侵入した場合
コウモリが屋根裏や天井裏などに侵入した場合は、忌避スプレーやくん煙剤を使用すると効果的に追い出せます。※くん煙剤:コウモリが嫌がる成分を煙状にして散布する薬剤のこと
広い場合は「くん煙剤」、せまい場合は「忌避スプレー」が使いやすくオススメです。コウモリが入り込んだ場所の広さによって「忌避スプレー」と「くん煙剤」を使い分けましょう。
しかし規定量を守らなかったり、間違った使い方をすると追い出し効果が低くなることもあります。製品ごとに記載された使用方法をよく読み、正しく使用してくださいね。
天井裏や屋根裏などに入ってコウモリの追い出し作業を行う場合は、マスクや手袋、ゴーグルや帽子、汚れてもいい服装などで完全防備しましょう。
先ほども述べましたが、感染症予防の観点からもコウモリに直接触れるのは良くありません。また、フンにもさまざまな菌が含まれている可能性が高く、非常に不衛生です。天井裏や屋根裏などはコウモリのフンが溜まっていることが多いので、注意しましょう。
追い出し作業後は、フンがある場所の清掃・除菌もしておきましょう。フンの清掃方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。合わせてご覧くださいね。
コウモリを追い出したあとは、侵入口もふさぐ!
コウモリの追い出し作業とあわせて、コウモリが家に侵入する経路となった侵入口をふさぐことも大切です。
- 窓やドアのすきま
- 通風口や換気口
- 室外機や配管のすきま
- 屋根と壁のすきま
上記の4点が主なコウモリの侵入経路です。家に棲みつくコウモリは、わずか1~2㎝ほどの隙間があるとそこから侵入してしまいます。「まさか、こんなところから!?」という部分がコウモリの侵入口となっていることも少なくありません。
コウモリ被害の再発を防ぐためにも、「屋内につながる隙間はすべて見つけ、完璧にふさぐ!」という気持ちを持って取り組みましょう。
コウモリが家に侵入してしまった場合の対処法については、こちらの記事でより詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
最後に
家に侵入してきたコウモリは衛生面に気をつけ、直接触れないようにして、外に出すことが大切です。またコウモリを外に出したあとは、コウモリの侵入口もしっかりとふさぎましょう。すべてふさがないと、再びコウモリに侵入され被害に悩まされるので注意してくださいね。
ただ、侵入口になりそうな箇所をすべて見つけ出し、ふさぐというのは一般の方にとってはなかなか大変なこと。
「コウモリの侵入口が多すぎて、ふさぎきれない!」
「コウモリの侵入口を、すべて見つけられているか不安だな…」
こんな場合は一度、みんなのコウモリ駆除屋さんへご相談ください。コウモリを追い出して、侵入口をふさぎます。
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この記事を監修したコウモリ駆除の専門家
石田 充(いしだ みつる)
コウモリを素手で触ったり、捕獲したりするのはNGです。法律に違反してしまうほか、健康被害のリスクも…。もし部屋の中に入ってきたら窓を開け、外に出ていくのを待ちましょう。自分では対処できない場合は、コウモリ駆除の専門家にご相談くださいね。
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